近代史において、虐殺としては、ヒットラーや毛沢東と同様に話題になるポルポト。
負の遺産として、アウシュビッツ収容所と同じぐらいインパクトのあるのが
キリングフィールドだと思ってます。
気にしなければ、ただの緑の多い公園ですが、
気にすると多くの人がここで惨殺されたので
ふと落ちてる布を見ると、うっときます。
そんなプノンペン郊外にある、キリングフィールドのご紹介。
公園にところどころ、くぼみがあります。
こちらの穴は多くのご遺体が埋めれていたのが土に還ったので
凹んでるそう。
キリングツリー
多くの子どもがここにぶつけられて亡くなったそう。
銃でもなんでもないのが、逆に心にきます。
そんな悲鳴や断末魔をかき消すために、この木にラジカセをかけてボリューム最大で音楽をかけていたそう。
こんな場所ですが地元の学校の子どもが社会科見学にきてました。
地元の子どもたちは音声ガイドこそ無いものの、現地語で解説が書いてある
看板も立ってるのを熟読してたけど、どんな気持ちで読んでるのか。
キリングフィールドは入場料を払うと日本語のテープガイドを貸してもらえます。
このガイドがより心に響きます。
淡々と日本人が朗読してくれますが、当時の少ないご飯で強制労働させられていたとか、
家族が目の前で拉致られたとか、
挙句の果てには、こどもを母親の目の前で木に打ち付けて殺したあとに
泣き叫ぶ母親を殺したとか。
最後には、当時かかっていた曲をBGMに悲鳴などを聞かされます。
心して来ましたが、気持ちは落ちます。
あとがき
見た目はただの公園で、子どもが遠足に来ているようにも見えるところで
聞くナレーションは、さすがに来ます。
体調をしっかり整えたあとで来るのがいいでしょう。